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建設業社会貢献活動事例集 | 一般社団法人 全国建設業協会

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(1)

3.2 協会・支部等の活動事例

各地の建設業協会や支部・部会は、自然災害の応急復旧活動を始め、地域活性化の

取組、河川・道路清掃や植樹などの環境美化、社会福祉活動、各種催し等による住民

とのふれあいなど、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。

平成

29

年度に顕彰した協会・支部等のこうした活動事例の中から、3.1で紹介

した代表事例のほか、ここでは次の 24 事例を紹介します。

№ 都道府県 協会・支部等 活動内容 A1-01 岩手県 (一社)岩手県建設業協会 台風災害の復旧・復興活動 A1-02 滋賀県 (一社)滋賀県建設業協会東

近江支部

豪雪災害の応急復旧活動

A2-01 山梨県 山梨県建設業協会青年部会 市川分会

ドローンによる法面危険箇所の点検活動

A3-01 北海道 (一社)札幌建設業協会 「レンガに刻む私のまち」記念事業の実施 A4-01 福島県 福島県建設業協会いわき支

「道路ふれあい月間」の道路清掃美化活動

A4-02 群馬県 (一社)群馬県建設業協会館 林支部

河川清掃美化活動

A4-03 京都府 京都府建設業協会京都支部 「桂川流域クリーン大作戦」への参加 A4-04 京都府 京都府建設業協会相楽支部 道路「クリーン作戦」の実施

A4-05 山口県 山口県建設業協会大島支部 島の玄関口の環境美化活動 A5-01 青森県 (一社)青森県建設業協会中

弘支部・南黒支部

「川でふれあい建設フェア」の開催

A5-02 岩手県 岩手県建設業協会大船渡支 部青年部会

「二十歳の君へ」タイムカプセル事業の実施

A5-03 長野県 長野県建設業協会須坂支部 高校生の現場実習と現場見学会の開催 A5-04 長野県 長野県建設業協会中高支部 高校生の測量実習と現場見学会の開催 A5-05 石川県 (一社)羽咋郡市建設業協会 「小学生の見た建設の絵」コンクールの開催 A6-01 岩手県 岩手県建設業女性マネジン

グスタッフ協議会釜石支部

機関紙「すこっぷ」による情報発信活動

A6-02 群馬県 (一社)群馬県建設業協会 ゆるキャラ「ぐんケンくん」による広報活動 A6-03 神奈川県 (一社)神奈川県建設業協会 「かながわ建設ガイダンスセミナー」の開催 A6-04 山梨県 山梨県建設業協会青年部会

甲府分会

建設業のパネル展示と献血活動

A7-01 千葉県 千葉県建設業協会八日市場 支部

鳥インフルエンザ防疫活動

A7-02 新潟県 (一社)新潟県建設業協会村 上支部

鳥インフルエンザ防疫活動

A7-03 新潟県 (一社)新潟県建設業協会上 越支部

鳥インフルエンザ防疫活動

(2)

(1)災害復旧支援活動

事例 A1-01:岩手県

台風災害の復旧・復興活動((一社)岩手県建設業協会)

平成28 年 8 月30 日、岩手県に上陸した台風10 号は、沿岸部を中心に記録的な大雨をも

たらし、岩泉町では道路が寸断され、多くの地域が孤立状態となった。久慈市、宮古市で

は市街地で大規模な浸水や冠水が発生し、21 万人以上に避難指示・勧告が発令された。

岩手県建設業協会は、岩手河川国道事務所及び県土整備部との災害協定に基づき、直ち

に災害対策本部を設置し、根固めブロックの手配、道路啓開、ダムの流木処理などへの対

応を図った。各支部は、河川の土砂・流木撤去、各路線の道路啓開や泥上げなどの復旧活

動に当たった。11 月までの出動数は167 社から延べ 15,772 人、重機 10,478 台に上った。

河川の土砂・流木撤去(岩泉町) 道路の泥上げ(普代小屋瀬線)

事例 A1-02:滋賀県

豪雪災害の応急復旧活動((一社)滋賀県建設業協会東近江支部)

平成29 年1月 24日朝、滋賀県日野町の国道307号では、降り積もった雪により大型車

のスリップ事故が発生し、長時間にわたり通行止めとなっていた。

滋賀県建設業協会東近江支部は、県東近江土木事務所から協力要請を受け、一刻も早く

通行止めを解除すべく、出動を開始した。連絡を受けた最寄りの支部会員は、直ちにバッ

クホウやホイールローダーを現場に派遣して、現場で立ち往生していた事故車両を迅速に

移動し、事故の収束に貢献した。

同支部による迅速な対応に対して、東近江土木事務所より感謝状が贈られた。

(3)

(2)防災支援活動

事例 A2-01:山梨県

ドローンによる法面危険箇所の点検活動(山梨県建設業協会青年部会市川分会)

法面保護として広く普及しているモルタル吹付工は、施工開始からほぼ50 年が経過し、

老朽化による剥落やモルタル吹付背面の空洞化による崩落などの問題が発生している。

山梨県建設業協会青年部会市川分会では、毎年、町内の危険個所の点検活動を続けてい

るが、平成 28 年度からは、マルチコプター(ドローン)による「老朽法面熱赤外線調査」

を導入することにした。

この調査は、ドローンに搭載した熱赤外線

カメラで、日中と夜間にモルタル吹付表面を

撮影し、その温度差画像から内部の空洞状況

を推定する非破壊検査である。

平成 28 年 11 月 1 日に実施したデモ飛行で

は 、 調 査 方 法 の 有 効 性 が 実 証 さ れ る と と も

に、短時間で実施可能であり、特に山岳地域

でメリットが大きいことが確認できた。

同協会では、防災、減災への新たなアプロ

ーチとして、また発注者への有効な情報提供

手段としても期待できると考えている。

ドローンによる法面調査システムの構成

(4)

(3)地域活性化への取組

事例 A3-01:北海道

「レンガに刻む私のまち」記念事業の実施((一社)札幌建設業協会)

札幌建設業協会及び北海道建設業協会は、平成28 年に創立100 周年を迎えたことから、

これを記念して「レンガに刻む私のまち」事業を共同実施した。

この事業は、北海道内の全 179 市町村の小学生に、まちの名前や象徴をレンガに刻んで

もらい、これを用いて観光名所である北海道庁前庭(アプローチ部分)を整備することで、

道内市町村をPRするとともに、子供たちにまちづくりやものづくりに興味を持ってもら

おうと企画された。

平成28年 10月22日、北海道知事や札幌

市副市長など多くの関係者の出席のもと、レ

ンガ舗装の完成セレモニーが行われ、同協会

に対して知事から感謝状が贈られた。

今回整備した 13,500 個のレンガのうち、

2,000 個は小学生が刻んだデザインレンガで

あり、これによって北海道庁の赤レンガ庁舎

の魅力がさらに増すことが期待されている。

同協会は、今後もこうした事業を通じて、

地域の活性化に貢献したいと考えている。

小学生によるレンガのデザイン まちの名前が刻まれたレンガ

(5)

(4)環境美化・保全活動

事例 A4-01:福島県

「道路ふれあい月間」の道路清掃美化活動(福島県建設業協会いわき支部)

福島県建設業協会いわき支部は、安全で快適な道路環境の保持と正しい利用を図るため、

昭和56 年より毎年、「道路ふれあい月間」の8 月に道路清掃美化活動を行っている。

平成28 年度は、お盆の帰省や観光でいわき市を訪れた人々が快適に道路を走れるよう、

七夕祭りや花火大会などが終わる 8 月 10 日に実施した。当日は、行政や関係団体を含め約

700 人が参加して、平、小名浜、勿来など9 地区でゴミ拾い、草刈り、枝払いを行った。

同支部では、この活動をさらに拡大して多くの市民に参加してもらい、自らの手でまち

をきれいにすることで環境美化に対するモラルの向上を図っていきたいと考えている。

道路側溝の清掃 沿道のゴミ拾い

事例 A4-02:群馬県

河川清掃美化活動((一社)群馬県建設業協会館林支部)

群馬県建設業協会館林支部は、平成11 年より、館林市及び邑楽郡の河川協会員とともに

管内主要河川の清掃美化活動を行っている。

平成28 年度は、11 月 24 日、地元自治体職員を含めた総勢64 人が参加して、谷田川、板

倉川、多々良川など22 か所で清掃活動を行った。当日は雪が降る中、流れ着いたゴミの回

収、河川敷や堤防、堰周辺のゴミ拾いなど、安全に注意を払いながら慎重に作業を進めた。

18 回目となるこの活動は、協会及び関係団体の恒例行事となっており、平成 27 年には同

支部の多年にわたる貢献が評価され、群馬県知事より表彰状が贈られた。

(6)

事例 A4-03:京都府

「桂川流域クリーン大作戦」への参加(京都府建設業協会京都支部)

京都府建設業協会京都支部は、地元の「桂川流域クリーン大作戦」に毎年参加している。

「桂川流域クリーン大作戦」は、環境保全団体や自治体、企業などで構成され地域住民

とも連携した「桂川流域クリーンネットワーク」が主催する河川美化活動である。

10 回目となる平成28 年度は、2月12 日、寒空の下総勢1,880人が参加して行われた。

同支部からも約30 人の精鋭部隊が防災ベストを着用して参加し、松尾橋上流右岸の嵐山付

近までの担当エリアで、河川敷に捨てられた空き缶やペットボトルなどを拾い集めた。

同支部は、こうした活動に積極的に参加して多くの人々と力を合わせることで、河川環

境保全の機運が盛り上がり、インフラ整備への理解が深まることを願っている。

「桂川流域クリーン大作戦」 回収したゴミ

事例 A4-04:京都府

道路「クリーン作戦」の実施(京都府建設業協会相楽支部)

京都府建設業協会相楽支部では、平成9 年度より、「道路ふれあい月間」の8 月に、会員

企業112 社の協力の下、管内主要道路の「クリーン作戦」を実施している。

平成28 年は、8 月27 日、会員 20 人が参加して、西部地域の学研都市周辺の府道往復

4 ㎞の「クリーン作戦」を実施し、沿道に捨てられたペットボトルや空き缶、たばこの吸い

殻等、2tトラック 2 台分のゴミを回収した。

同支部は、この活動が、地域住民の暮らしを守る地元建設業への理解を深めるとともに、

住民の「ゴミを捨てない」運動のきっかけになることを願っている。

(7)

事例 A4-05:山口県

島の玄関口の環境美化活動(山口県建設業協会大島支部)

山口県建設業協会大島支部では、県内屈指の観光スポットである周防大島の玄関口とな

る地域で、平成10 年より、道路や河川清掃などの環境美化活動を実施している。

平成28年度は、5月 27日、会員企業より24人が参加して、周防大島と本州とを結ぶ大

島大橋の町側斜面(約 500 ㎡)で、生い茂った草木の伐採やゴミの収集を行った。回収し

た2tトラック約 4 台分のゴミは指定場所に運び、分別処理した。

同支部は、環境美化活動は地域をきれいにするだけでなく、道路等の現状を把握でき、

地域との繋がりを深めるきっかけともなると考え、今後も継続したいとしている。

(8)

(5)建設業ふれあい活動

事例 A5-01:青森県

「川でふれあい建設フェア」の開催((一社)青森県建設業協会中弘支部・南黒支部)

青森県建設業協会中弘支部及び南黒支部は、平成26 年より、地元弘前市の岩木川河川敷

で「川でふれあい建設フェア」を開催している。

これは、子供たちに社会資本整備の大切さを知ってもらい、建設業をもっと身近に感じ

てもらうことで、若手の建設業離れに歯止めをかけようと企画されたイベントで、来場者

は年々増加している。

平成28 年度は、7 月16 日、岩木川沿いに整備された弘前水辺プラザで開催され、約700

人の親子連れで賑った。

会場では、特設プールでの魚のつかみ獲り

大会や、バックホウ、タイヤショベル、高所

作業車などの試乗体験が人気を集めた。「も

のづくり体験コーナー」では、大工体験(椅

子製作)、左官体験、塗装体験、ガラス加工

体験、畳でコースター作りなど、趣向を凝ら

したコーナーが設けられた。

同支部では、このイベントを通じて一人で

も 多 く の 子 供 た ち が 建 設 業 に 興 味 を 持 っ て

くれることを願っている。

高所作業車試乗体験 重機試乗体験

(9)

事例 A5-02:岩手県

「二十歳の君へ」タイムカプセル事業の実施(岩手県建設業協会大船渡支部青年部会)

岩手県建設業協会大船渡支部青年部では、東日本大震災が発生した平成23 年より、管内

の小学 6 年生を対象に「二十歳の君へ」と題したタイムカプセル事業を実施している。

これは、被災地の子供たちに未来を思い描いてもらい、自分の将来像を今後の目標にし

てもらおうと始めた事業で、平成 28 年度は、管内16 校の6 年生322 人が対象となった。

今回は、震災発生の翌月に入

学した児童が対象であり、集め

ら れ た カ プ セ ル は 支 部 会 館 で

大切に保管され、平成 36 年に

各 市 町 村 で 行 わ れ る 成 人 式 で

開封される計画である。

同支部は、本事業を通じて、

震 災 で 多 く の 辛 い 経 験 を し た

子 供 た ち の 成 長 を 見 守 っ て い

きたいと考えている。

支部に集められたタイムカプセル

事例 A5-03:長野県

高校生の現場実習と現場見学会の開催(長野県建設業協会須坂支部)

長野県建設業協会須坂支部では、平成22 年より、地元の須坂園芸高校と須坂創成高校の

生徒を対象に、現場実習と現場見学会を開催している。

平成28年度は、5月31日、須坂園芸高校造園科3年生41人を対象に「コンクリート土

間・コンクリート平板作成」の現場実習を行い、生徒たちは、型枠組立て、鉄筋結束、コ

ンクリート打設、金コテ仕上げまでの作業を体験した。

7 月 27 日には、須坂創成高校環境造園科 2 年生27 人が参加して、南長野運動公園総合球

技場のピッチ及び芝圃場整備工事と、国道 403 号線道路拡幅及び跨線橋工事の現場見学会

を開催した。生徒たちは、建設現場を興味深く見学するとともに、長野市と須坂建設事務

所の担当者からの説明に熱心に耳を傾けていた。

同支部では、地元建設業に就職する卒業生が減少する中、今後もこの取組みを継続し、

若手技術者確保につなげたいと考えている。

(10)

事例 A5-04:長野県

高校生の測量実習と現場見学会の開催(長野県建設業協会中高支部)

長野県建設業協会中高支部では、平成23 年より、地元の中野立志館高校の建設系学科で

学ぶ生徒を対象とした測量実習と現場見学会を開催している。

平成28 年度の測量実習は、9 月 6 日に行われ、3 年生 17 人がトータルステーションを用

いた測量と丁張り掛けを体験した。現場見学会は、1 回目が6 月17 日、3 年生18 人が橋梁

上部工と工場新築工事を、2回目は 10月12日、2年生13人が橋梁上部工と道路新設工事

を見学した。いずれも供用開始前にしかできない貴重な体験であった。

参加者の中には地元就職を希望している生徒も多く、建設業への入職をアピールする良

い機会となっており、同支部は、今後もこの取組みを継続したいとしている。

トータルステーションによる測量実習 橋梁上部工の現場見学

事例 A5-05:石川県

「小学生の見た建設の絵」コンクールの開催((一社)羽咋郡市建設業協会)

羽咋郡市建設業協会では、平成 16 年より、羽咋郡市内の小学生を対象とした「小学生の

見た建設の絵」コンクールを開催している。

これは、建設現場で働く人々の姿を、子供たちの目を通して描いてもらうことで、建設

業を身近に感じ、興味をもってもらおうと企画した催しであり、平成28 年度は 11 校から

114点の応募があった。審査の結果入選した52 作品は、各地区の施設で展示するとともに

協会ホームページで紹介したほか、カレンダーとしても配布し、大好評であった。

同協会では、学校行事としても定着したこの活動を、今後も継続したいと考えている。

(11)

(6)建設業のイメージアップ・広報活動

事例 A6-01:岩手県

機関紙「すこっぷ」による情報発信活動

(岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会釜石支部)

岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会

釜石支部 は、建設業で活躍する女性たちの活動

をPRするための機関紙「すこっぷ」を発行し、

会員や行政機関等に広く配布している。

同支部は、釜石地域の建設業に従事する女性

が中心となって、平成6年に設立した団体で、

情報交換をはじめ、女性労働者の地位向上に向

けた様々な活動を展開している。

機関紙「すこっぷ」は、平成12 年に創刊され、

東日本大震災で一時中断となったが、翌平成 24

年には、震災体験や会員の活動、思いを綴った

「すこっぷ第10 号-震災体験集-」として再開

された。歴代支部長のあいさつや、当時の様々

な情報が掲載されており、釜石地域の女性労働

者を知る貴重な資料となっている。また、今後

の女性労働者の確保、若年者に対する広報とし

て行政機関からも高く評価されている。

機関紙「すこっぷ」第 11 号

事例 A6-02:群馬県

ゆるキャラ「ぐんケンくん」による広報活動((一社)群馬県建設業協会)

群馬県建設業協会では、建設業のイメージアップを図り若年層の関心を高めようと、平

成26 年より、マスコットキャラクター「ぐんケンくん」による広報活動を行っている。

いわゆる「ゆるキャラ」の活用は、建設関係団体としては全国初の試みであり、当初は

会員の活動支援が中心であったが、現在では、地域のイベントでも幅広く活躍している。

また、「ぐんケンくん」ペーパークラフトを制作して、県内の幼稚園・保育園や各種イベン

トで配布しているほか、ぬいぐるみや「ぐんケン体操」のDVD/CD も販売されている。

同協会は、「ぐんケンくん」の活躍が建設業の人気に繋がることを期待している。

(12)

事例 A6-03:神奈川県

「かながわ建設ガイダンスセミナー」の開催((一社)神奈川県建設業協会)

神奈川県建設業協会は、建設業の役割とその魅力を高校生に分かりやすく伝え、将来の

進路選択に役立ててもらうことを目的に、平成 26 年より、「かながわ建設ガイダンスセミ

ナー」を開催している。

平成28 年度は、7 月 11 日、戸塚区民文化センターにおいて、県内工業系高校建設系学科

の生徒約400 人を対象に、「最近の災害に学ぶ~命と社会を守る建設業の使命と責任~」と

題した基調講演、若手技術者等によるパネルディスカッション「建設業の魅力って、こう

なんです!」などが行われた。高校生からの質問コーナーでは、就職に向けた準備や女性

の入職等についての質問に、パネラーが丁寧に回答した。

同協会は、このセミナーを通じて建設業をより深く理解してもらいたいと考えている。

パネルディスカッション 満員となった会場

事例 A6-04:山梨県

建設業のパネル展示と献血活動(山梨県建設業協会青年部会甲府分会)

山梨県建設業協会青年部会甲府分会は、建設業のイメージアップを図るため、平成27 年

より年 1 回、献血活動と併せて建設業のパネル展示を行っている。

平成28 年度は、12 月 3 日、イオンモール甲府昭和のイベント会場に献血コーナーを設け、

親子連れや買物客に献血への協力を呼び掛けて、約 100 人の参加を得た。同時に会場の一

画では、建設業の役割や活動をPRするポスターや写真、パネルなどを展示した。

同会は、この活動により建設業の「命の架け橋」としての役割をPRしたいとしている。

(13)

(7)その他

事例 A7-01:千葉県

鳥インフルエンザ防疫活動(千葉県建設業協会八日市場支部)

平成29 年 3 月24 日、千葉県旭市で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された。

千葉県建設業協会八日市場支部は、第一報が入った 23 日夕刻、県との協定に基づき初動

体制を整え、翌日直ちに防疫措置を開始した。現地は場所が狭く、地盤も軟弱で湧水が激

しく、作業は困難を極めたが、作業員延べ57 人と重機5 台が昼夜を問わず掘削、埋却、残

餌処分等に従事した結果、発生後 72 時間以内に防疫措置を完了することができた。

同支部は、今後も「地元の建設企業がしっかりと地域を守っている」ことを示していき

たいとしている。

処分鶏の投入 消毒用石灰散布

事例 A7-02:新潟県

鳥インフルエンザ防疫活動((一社)新潟県建設業協会村上支部)

平成28 年 11 月 29 日、新潟県関川村で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、県

は対策本部を設置して、対象施設の鶏31 万羽の処分等の防疫措置を決定した。

新潟県建設業協会村上支部は、県との協定に基づき、直ちに処分鶏の運搬・埋却作業を

開始した。作業には会員16 社、延べ521 人が従事し、多くの資機材を投入して、24 時間体

制で埋却作業に努めた結果、7 日後には全埋却物の投入及び埋戻しが完了した。

同支部では、今後も地域建設業の組織力を生かして、こうした活動に積極的に取り組む

ことで、地域の安全・安心に貢献したいと考えている。

(14)

事例 A7-03:新潟県

鳥インフルエンザ防疫活動((一社)新潟県建設業協会上越支部)

平成28 年 11 月 30 日、新潟県上越市で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、県

は、対象施設の鶏 23 万羽の処分や消毒ポイントの設置等の防疫措置を決定した。

新潟県建設業協会上越支部は、県との災害協定に基き、会員企業から作業員17 名と重機

4 台を手配し、12 月 2 日から埋却溝の掘削作業に着手した。防護服を着用しての作業は困

難を極めたが、作業員やオペレーターは次々と処分される鶏の埋却と掘削に昼夜を問わず

専念し、5 日後の 12 月6 日には全ての作業が完了した。

同支部では、今後も建設業の組織力を生かして、地域に貢献したいと考えている。

埋却溝のシート張り 処分鶏の投入

事例 A7-04:岐阜県

鳥インフルエンザ防疫活動((一社)岐阜土木工業会)

平成 29年 1月 14日、岐阜県山県市で、県内では初めての高病原性鳥インフルエンザの

発生が確認された。

同市を所管する岐阜土木工業会(岐阜県建設業協会正会員)は、県からの要請を受け、

処分鶏 8 万羽の埋却作業を開始した。発生日が休日、かつ前日からの降雪という厳しい条

件の中、会員企業は昼夜を問わず懸命に作業を進め、72 時間以内に全作業を完了させた。

鳥 イ ン フ ル エ ン ザ の 感 染 拡 大 を 防 い だ 同 会 の 迅

速かつ的確な対応に対して、岐阜県知事より感謝状

が贈られた。

(15)

事例 A7-05:佐賀県

鳥インフルエンザ防疫活動((一社)佐賀県建設業協会)

平成29 年 2 月4 日、佐賀県江北町で鳥インフルエンザの発生が確認された。

佐賀県建設業協会は、2 年前の有田町での発生時の教訓から、県と防疫協定を締結してお

り、これに基づき、地元の杵島支部が埋却作業と近隣2 か所の消毒ポイントの設置運営を、

その他の7 支部が一般道路16 か所の消毒ポイントを担当する体制で対応した。

埋却溝の掘削 処分鶏の投入

処分鶏 7 万羽の埋却作業には延べ 160 人が

従事し、感染確定から約 49 時間で防疫措置

を完了した。

県内 16 か所の消毒ポイントでは、その後

も23日間、延べ2,000 人が消毒作業を続け

たが、積雪や路面凍結による交通障害・安全

対策にも注意を払う必要があった。

同協会は、今後も鳥インフルエンザが発生

することを想定し、今回の課題を精査してよ

りスムーズな対応を図りたいと考えている。

消毒ポイントでの作業

事例 A7-06:宮崎県

鳥インフルエンザ防疫活動(高鍋地区建設業協会)

宮崎県では、平成 28 年12 月に川南町で、

平成29年 1月に木城町で鳥インフルエンザ

の発生が確認された。

両地区を所管する高鍋地区建設業協会は、

迅速な対応を行い、川南町の12 万羽、木城

町の 16 万羽の埋却処分を、感染確定から約

40 時間で完了させた。

同協会は、過去の尊い経験から防疫への高

い使命感があり、それが今回の迅速な対応に

つながった。

参照

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